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子供を産み育てやすい国か…日本48%、スウェーデン98% [生活]

wrenさんも書いていますが、こんな記事を読みました。(下に記事内容をペーストします)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060427i116.htm

日本とスウェーデンでは、子供を産むこと、基本的な子育てに関する考え方が違う。
まずスウェーデンでは、妊娠初期の検査から出産費用まで、すべてフリー。(無論お金のかかる私立の所もあるらしいが、一般的な公共の病院での場合) その後、子供の学費は、保育所から大学までフリー。
子供が産まれてからは、子育ては共同作業。前にも何度か書いているけれど、スウェーデンでは子供の両親で合わせて一年半の育児休暇(parental leave)が認められています。休む割合は自由。どちらかが休んでいる間は、どちらかが働く。

スウェーデン人男性は皆、最低でも4ヶ月程育児休暇、Paternity leave を取ります。長い人は、1年取る人もいます。彼らが休む間は、基本的に母親はunemployedでない限り仕事へ行くので、その間は彼と子供だけになります。彼がすべて子供の世話をする。
職場でも Paternity leave に入る人が多く、彼らに聞いてみると、「だって子供とこんなにも長い時間一緒に居れる時期は、今しかないんだよ。今、子供と一緒にいなくてどうするの」と。父親は率先して、子供とのスキンシップをはかろうとしています。
職場でも、Paternity leave に入る同僚の代わりに派遣さんを雇ったり、職場の皆全員で彼が居ない分、カバーしようとします。とても自然に。

また面白いと思ったのは、この統計。
 「3歳までは保育所を利用せず、母親が世話すべきだ」という意見をどう思うか聞いたところ、日本は7割近く、韓国も8割以上が賛成したが、スウェーデンは反対が7割近くだった。」

スウェーデン人達に日本の現状(基本的に男性は仕事して、女性が子育てを)を話すと、「スウェーデンも昔はそうだったよ、僕らのおじいちゃんおばあちゃん世代は」とのこと。昔スウェーデンで労働力不足になり、女性の雇用を増やそうという目的で、これらの育児制度ができていったらしいです。無論少子化対策もあったことでしょう。

これだけの保障を得るために、スウェーデン人は高い税金を納めている。付加価値税(消費税のようなもの)は25%、所得税は20~54%(私と同年代の同僚達で、40%以上払っていると思う)。なので、日本もスウェーデンと同じくしろ、とまでは言いませんが、「子供を増やしたくない理由」で「お金がかかるから」が高い割合を占めている限り、日本人の子育てに対する意識を変える云々以前に、子供の数は増えないですよね。まずは政府が何か対策を打たないと、日本人の意識も変わらない、出生率も上がらない、社会は変わっていかないのではないでしょうか。

--以下、読売新聞記事内容--
子供を産み育てやすい国か…日本は48%・米国78%

 内閣府は27日、日本、韓国、米国、フランス、スウェーデンの5か国で実施した出産や育児などに関する意識調査の結果を公表した。

 「子供を産み育てやすい国かどうか」の質問で、「とてもそう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答えた人は、日本は計48%にとどまったのに対し、少子化対策先進国で知られるスウェーデンは98%、米国も78%に達した。

 スウェーデンでは、育児は夫婦の共同作業との受け止めが多いのに対し、日本は「妻が担う」と考える人が多く、夫婦の役割に関する意識の違いも浮き彫りとなった。

 5か国調査は昨年10~12月、少子化対策の参考にするため初めて実施した。20~49歳の男女を対象にし、各国1000人以上から回答を得た。最も多かった日本は1115人だった。

 「子供を産みやすいか」に関しては、日本は「とてもそう思う」が9%、「どちらかと言えばそう思う」が39%だった。韓国は、両方の回答の合計が計19%にとどまり、最低だった。フランスは合計が68%。欲しい子供の数より実際の子供が少ない人に、「さらに子供を増やしたいか」と聞いたところ、日本では「増やす」と答えた人は43%で、「増やさない」は53%。韓国も「増やさない」が半数を超えた。米国とスウェーデンは「増やす派」が約8割だった。

 増やしたくない理由(複数回答)については、「お金がかかる」を挙げた人は韓国68%、日本56%と高かった。一方、スウェーデンと仏は「高年齢」「健康上の理由」が上位を占めた。

 育児における役割分担では、日韓と、それ以外の3か国で違いが目立った。日韓は「もっぱら妻が行う」と「主に妻が行う」を合わせると7割近くに達した。スウェーデンは「妻も夫も同じように」が9割強で、米仏も同じ考えが半数を超えた。

 「3歳までは保育所を利用せず、母親が世話すべきだ」という意見をどう思うか聞いたところ、日本は7割近く、韓国も8割以上が賛成したが、スウェーデンは反対が7割近くだった。

(2006年4月28日1時20分 読売新聞)


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とも!

スウェーデンなどの社会インフラの充実さを聞くといつも思うのですが、税金が高いからといって論議にもなりませんが、実はそれだけではないんじゃないかと思っています。投資効率がいいのだろうと。
日本の税収入は相当なものですが、日本の税金は何処に行ってしまうのか・・・。効率が相当悪い(無駄が多い)んじゃないかと思います。
あきれる様な話は多いですもんね。
by とも! (2006-05-04 23:21) 

いとこ

ともさん、
なるほど、そうですね、現在の日本の税制の中でも、まだまだ出きる事は沢山ありそうですね。まずそこから変わっていけると良いですね。
by いとこ (2006-05-05 06:16) 

大使

いとこさん、はじめまして
先日、初めて北欧に行きましたが(ルンドに滞在してたんですよ)、付加価値税の割合にビックリするとともに、赤ちゃんを連れた家族の多さにビックリしました。

> 「子供を増やしたくない理由」で「お金がかかるから」が高い割合を占めている限り、日本人の子育てに対する意識を変える云々以前に、子供の数は増えないですよね。

同感です。
税の話をすると、日本は税金がどういう風に使われたか、がはっきりしていない(透明性が無い)ところに問題があると思います。有効的に使ってくれれば、国民も納得するでしょうに、、 外務省の機密費問題も結局うやむや。逆に、酒税を上げたりと、政府は何かと国民から取る(盗る!?)方には熱心ですよね。
by 大使 (2006-05-05 22:36) 

tsuna

ほー、さすが、社会保障の国だねー。
日本とは考え方が全く違うんだね。いろいろとニュースなどで断片的に知ることはできますがこれほどまでとは。
考えさせられます。
by tsuna (2006-05-06 15:29) 

いとこ

大使さん、こんにちは!
本当にスウェーデンは、赤ちゃん連れている人の数、お腹の大きな(妊娠している)女性の数が、非常に多いですよね。街でベビーカーをよく見かけるし、少し段差になっている所は、大抵ベビーカーが通れるように補強してある。すごいですよね :)

tsunaさん、こんにちはー!
スウェーデンも昔は、日本みたいだったらしいです。それが50年ぐらいでこんなに変わった。日本もこれから、変われるでしょうか...?
by いとこ (2006-05-09 06:22) 

ayayan

ハワイに行って気づいたことは
当たり前のように子連れに(子供に?)優しい。
基本的にどのレストランにもハイチェアーが置いてある。
塗り絵&クレヨンも色々なレストランでもらった。
トロリー乗るにも優先して乗せてくれる。
みんなとってもニコニコ声をかけてくれる。
日本よりとっても行動しやすかった。

子連れという立場になって初めて感じたことは
日本は子連れに冷たいというか、関心ないんだろうなぁ。という場面が多い。
だから少子化対策もいまいち的を得ていない策が出たりするのかしら?
by ayayan (2006-05-10 23:01) 

いとこ

ayayanさん、なるほどー。子供を連れて歩いた時にも、日本とアメリカで状況が違うのですね。まだまだ課題は多そうですね・・・。
by いとこ (2006-05-13 00:47) 

akemin

遅ればせながら・・
スウェーデンの人達の意識がどうやって変わっていったのか、非常に興味があるな。税金とも関係してくるだろうけど、本質的な価値観が違うのかな?
by akemin (2006-05-18 14:23) 

いとこ

akeminさん、こんにちはー!!! お元気ですかー!?
スウェーデン人は基本的にとても"平等"意識が強いので(社会全般的に)、男女平等に家事をする、子育てをする、という感覚が、受け入れやすかったのかもしれませんね..。
by いとこ (2006-05-19 13:20) 

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